• 「保育園と発達支援」で共に創る、子どもたちが主体的に遊べる環境

    各園イベント 2018年09月27日

    自然の中での遊びを通して五感の発達、体の動かし方、他者との適切なやり取りの発達支援に取り組んでいる「発達支援つむぎ」。テナントビルで運営している事業所では、立地的に外遊びや自然体験を日々の活動に取り入れることが難しいのですが、系列園である近隣のどろんこ保育園へ遊びに行くことで子どもたちが自然や生き物に触れる機会を作っています。今回取材したのは、つむぎ横浜東口ルームの子どもたちが新羽どろんこ保育園へ遠足に行くという体験学習。どろんこ会グループの中での「保育園+発達支援」の連携について、当日の様子や両施設の園長とスタッフからお聞きした話をレポートします。

    子どもの「やってみたい」を大切に。園庭や室内でやりたい遊びをとことんやってみる。

    新羽どろんこ保育園の園庭で遊ぶ子どもたち
    雨水がたまって、園庭は絶好のどろんこ遊び場になっていました。

    朝10時前。保護者と一緒に、続々とつむぎ横浜東口ルームの子どもたちが新羽どろんこ保育園にやってきました。

    この日はあいにくの天気でしたが、小雨ということで、当初の予定通り園庭でのどろんこ遊びを決行。雨水も相まって、盛大などろんこ遊びが繰り広げられました。みんな裸足になって職員とどろを投げ合うなど、遊びは白熱。横浜東口ルームの子どもたちが新羽どろんこ保育園で体験学習を行ったのは今回が初めてでしたが、多くの子どもたちが緊張することもなく、のびのびと体を動かして遊んでいました。

    裸足であそぶつむぎの児童
    小雨が降っていてもなんのその。雨の日の園庭は魅力的なようです。

    泥んこ遊びに夢中になる子どもと先生
    水たまりの雨水を使って夢中に遊んでいました。

    木に登る子ども
    園庭の木は登り放題。「登ってはだめ」と言われることはありません。

    園庭内の木に登る子の姿も。園庭の木は、子どもが自由に木登りできるように植えられているもの。子どもの「登りたい」という気持ちが、登りながら次にどこに手を伸ばすか、足をどこにかけるかなど、自分で体の動きを組み立てていく力につながっていくそう。保護者や職員から「すごいね!」と言われ、誇らしそうな様子でした。

    園庭には出ない室内組ももちろんいます。

    カプラを高く積み上げて遊んでいる
    一生懸命カプラを積み上げて遊ぶ子も。

    レゴやカプラを使って何かを組み立ててみたり、保護者に絵本の読み聞かせをしてもらったり。こちらでも、保護者や職員が見守る中、個々が自由に過ごしていました。

    室内遊びのエリアでは、新羽どろんこ保育園の子どもたちも一緒に過ごしました。最初は別々に遊んでいた双方の子どもたち。でも、周りの大人たちが「交流させよう」と意識せずとも、おもちゃを通して自由に遊ぶなかでいつの間にか距離は縮まり、自然と関わりが生まれていきました。

    11時にどろんこ遊びが終わったあとは、外遊び組も室内遊びを行い、11時半からはお待ちかねの昼食タイムに。みんなでお弁当を楽しく食べて、どろんこ遊び体験学習は終了となりました。

    「子どもはもちろん職員の交流の場にもなっている」――新羽どろんこ保育園 渡邉園長

    どろまみれになる児童と先生
    子どもたちはどろんこ遊びが大好き!職員も一緒にどろまみれに。

    過去に何度かつむぎ横浜西口ルームとも交流実績をもつ新羽どろんこ保育園。
    「つむぎにはどろんこ保育園のような園庭がないところがほとんど。室内施設も走り回れる規模ではありません。同じ法人の施設として、今回の遠足企画のような形でどんどん園の施設を活用して、子どもに必要な体験をさせてあげてほしいと思っています」と話すのは同園の渡邉園長です。

    「新羽どろんこ保育園はつむぎの子どもたちや職員からいろんな刺激や気付きをもらっています。それは宝物のようなもの。本当にありがたいことです。そのお返しではないのですが、うちの園庭や室内で遊ぶことが、つむぎの子どもたちにとってもかけがえのない体験の機会になれば嬉しいです。つむぎ側もどろんこ保育園側も無理や遠慮をしすぎずに、今後もこうした交流を継続していけたらと願っています」と話してくれました。

    「体験学習が、自分が好きなこと・できることの発見の場に」――つむぎ横浜東口ルーム 竹村さん

    つむぎ横浜東口ルームの職員 竹村さん

    体験学習終了後、つむぎ横浜東口ルームの竹村さんにもお話を伺いました。

    「今回の目的は、”どろんこで自由に遊ぼう”でした。とはいえ、絶対にどろんこ遊びをしなければいけないわけではありません。つむぎでは、子どもの『やりたい』を大切にしているんです」。

    実際に、今回どろんこ遊びをせずに室内遊びをしていた子どもの姿も見られました。竹村さんは、「もし、今日うまく遊ぶことができなくても、遊んでいるお友だちの姿を見ているだけでもいいんです。”見る”という体験をしておくことで、次回は『やってみよう』と思える子どももいるんですよ」と話してくれました。

    つむぎは通う曜日が一人ひとり違うため、同じ横浜東口ルームに通っていても、今回の体験学習で初めて顔を合わせた子どもたちもいたのだそう。「広々とした空間」「ふだんと違う場所」「いつもより多い先生やお友だち」という環境が合わさった結果、日頃見せる姿とは違う姿が見られることも、体験学習の楽しみだと言います。

    「今日、お友だちと遊んで『戦いごっこ』に目覚めた子もいましたよ(笑)」と、午前中のどろんこ遊びのシーンを思い浮かべて微笑む竹村さん。「子どもが自分自身の好きなことを新たに発見できることが体験学習の目的の一つ。まさにそれが実現できて、私としてもすごく嬉しいです」。

    遊びを通して多様な子どもたちが混ざり合う環境を、保育園と連携して創っています。

    また竹村さんは、どろんこ保育園との交流企画は子ども同士の関わりが生まれるところも魅力だとも話します。「園の子どもたちの遊び方を見ていて、つむぎの子どもたちが『僕も、私も』とチャレンジしたくなることがよくあります。発達支援に通う子どもたちが同年代のたくさんの子たちと交流を持つことは難しいと思われがちですが、子どもに問題があるのではなく、大事なのは環境づくり。つむぎと保育園が連携して、多様な子どもたちが一緒に遊べる環境を創りやすいというのはとても大きなメリットです」。

    発達支援つむぎでは体験学習を毎月行っています。次回は「山登り」だそう。「園外に飛び出したり、どろんこ保育園で楽しんだり。今後も遊びのなかで体験する機会を作っていきたいです」と竹村さんは語りました。

    どろみずで遊ぶ子ども
    水たまりにどっぷり浸かってどろんこ遊び。普段はできない遊びを楽しんでいました。

    あっという間の2時間。子どもたちはもちろん、保護者の方たちの楽しそうな表情も印象的だった体験学習。次回は子どもたちからどんな「好き!」や「やってみよう!」が生まれるのか、楽しみですね。

    つむぎ横浜東口ルーム

    新羽どろんこ保育園

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